事件簿:file NO.0032009年8月8日(土) 一年数ヶ月一年以上のご無沙汰であった。この間、テロリストPがもちろんおとなしくしていたわけではない。単に記者が記者たる意識を忘れていたのだ。 事件は毎日のようにおこっている。爆弾投下はもとより、J.シルビア捜査官の夕食が一品消えていたり、カステラが消えたこともあった。いちいち報告していたのでは記者の身が持たない。しかし、ほんの一握りではあるがこの報告待っている人々がいることを知り、またペンをとることにした。
ふと見せるこのようなかわいいポーズが 誕生日8月3日にテロリストPは元気に16歳の誕生日を迎えた。また、その2日前の8月1日にはJ.シルビア捜査官も?1歳の誕生日を迎えていた。 これも何かの因縁か。テロリストP、それを追う立場のJ捜査官がともに8月生まれとは。いや、これだけではない、実はエモリ判事も8月生まれなのだ。何か目に見えない力を感じずにはいられない。これこそが運命だろうか。 約束の犬さて、この8日土曜日の夜のことだ。いつも忙しいシルビア捜査官も誕生日ということで、夏休み気分もあり映画に出かけた。母親と娘、それにエモリ判事を伴って。 映画は「HACHI 約束の犬」。テロリストPの心理を少しでも理解し、事件を未然に防ぎたいと、捜査官としての意識は常に前向きである。 映画の余韻をかき消すかのように映画を見終わってJ.シルビア捜査官とエモリ判事が戻ったのは夜の10時半頃だったろうか。心配されたPの様子をまず確認すると、おとなしく眠っていた。 J捜査官は、娘に「泣き過ぎ」と言われたくらいHACHIに涙し、エモリ判事もしみじみと余韻を味わっていた。 そうしてエモリ判事がテロリストPを抱き上げ、「おまえは永久に死ぬなよ」と、いつもながらわけのわからぬことを言い、HACHI気分にさらに浸っていたとき、突如、事件は起きた!。 Pを抱いたまま立ち上がったエモリ判事の手元から、なんと爆弾は投下されたのであった。いや、まさかエモリ判事の手から出たわけではない。自由気ままを信条とするテロリストPが、抱かれている緊張から落としたものだ。 「約束の犬」を観た後は、お約束のモノということか。いや、こううまい事をやってくれるPこそ、約束の犬なのかもしれない。 ・・・つづく |
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